現在における賃貸仲介事情
2020年4月、コロナウイルス感染拡大による外出禁止や営業自粛が呼び掛けられる中、お部屋を探す人はいるのだろうかと不安な気持ちを抱えていました。当然の事ながらお客様のみならず、スタッフへの安全面の配慮や感染防止対策も必要で、私自身も生まれて初めての出来事に不安と焦りを感じていました。
既にお申込・契約手続き中のお客様や理由があり引越しをせざるを得ないお客様は、もっと不安を感じていたことでしょう。
『今、自分たちに出来るサービスと対応をしよう!』そんな気持ちですぐに次のような対策に取り組みました。
【店舗の対策】
● 店頭看板と店内入口にアイコン表示を使った当社のコロナ対策と、お客様への注意喚起ポスターの掲示
● スタッフのマスク着用は当然ですが、ご来店頂くお客様がマスクの着用がなければ提供をしてからご入店
● 各テーブルにアルコール消毒と除菌シートを完備し、店内の自動ドアと窓を常時開放した換気の徹底
【接客の対策】
●ご案内を希望のお客様にも来店不要でオンラインでのやりとりと、物件でのお待ち合わせを促す非対面サービスの実施
●契約についてはIT重説(重要事項説明)と郵送での対応
不安を抱えていたお客様も多かったと思いますが『安心・安全にお部屋を探せて良かった』ととても嬉しいお言葉をいただき、ストーンズグループの6月終了時の稼働率は97・0%を超える結果となりました。
その経験を活かした新しいサービス『不動産会社に来店をしない』+『低コストでの契約が可能』となる商品、(仮称)会わずに部屋決め~新しいお部屋探しのカタチ~を間もなくリリースする予定です。
コロナに負けずもっとたくさんお客様に安心してお部屋探しをして頂けるよう努めていきたいと思います。
洗濯機上のスペースを有効活用
フレクリーンランドリーラックという収納をご存知でしょうか。これは、洗濯機の上のスペースに設置し、洗剤やタオルを置く収納として利用できる設備になります。
昨今、物を最小限に減らす”ミニマリスト”という生き方が注目を浴びておりますが、お部屋探しにおいて収納の多さを希望されるお客様はまだまだ多くいらっしゃいます。
『ならばクローゼットを新設しては』と思われる方もいらっしゃると思いますが、収納が大きいというメリットの分、オーナー様の費用負担が大きくなってしまう点や、入居者様の居室スペースが狭くなってしまう等デメリットもあります。
ご提案させていただくランドリーラックは、費用面もそこまで高くなく、お部屋の縦の空間を利用して設置が出来る為、オーナー様と入居者様お互いがHappyになれる設備です。
湿気に強いポリエステル化粧板を使用し、2段に分かれている棚の上段はスライドさせる事が出来ます。また、手前のハンガーパイプ部分は軽量な衣類の物干しとしても利用可能です。
ストーンズでは、今ある空間を利用して最大限にお部屋の価値を向上させるお手伝いをさせていただければと思いますので、お気軽にご相談お待ちしております。
物件の顔~少しの差別化~
厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今回は『エントランスまわり』のお話をします。最近のストーンズの取り組みとして、物件エントランス周りの設備などをご提案しています。物件毎にそのイメージに合う提案をさせていただき、管理オーナーの皆様に大変好評をいただいています。
お部屋のリフォーム(リノベーション)は成約促進のため行っています。昨今では、インターネットでのお部屋探しが主流なので、まずは見たいと思ってもらうように、室内をきれいにリフォームした写真は重要な割合を占めます。
しかし、せっかくご案内となっても、きれいにリフォームされた室内とエントランス周りのギャップが大きく、イメージしていたのと違う・・・なんてことがないように、その物件の『顔』ともいえるエントランスの『少しの差別化』は非常に効果的です。
防犯カメラ・宅配BOXなどの人気設備の設置、少し疲れた集合ポスト・ゴミストッカーの交換、共有部の照明をLEDに変更、館銘板の付け替えなど・・・を行うと物件の印象がガラリと変わります。時が経てば、人気のデザインも変わってきます。ご興味のあるオーナー様はお気軽にお問い合わせ下さい。
本格始動!?デジタルな賃貸の世界
不動産会社の重要な仕事の一つに『重要事項説明』があります。
かつては『対面』により『口頭』で説明することが義務とされていましたが、2017年10月よりオンラインシステムを用いて非対面で説明をする、いわゆる『IT重説(重要事項説明)』が可能になりました。しかし、不動産業界自体がアナログ産業であることや、お客様から需要の声もなかったことから、現場ではほぼ活用されてきませんでした。
ところが、コロナ禍の影響で状況は一変。WEB会議やオンライン授業等が多くの方に浸透したことにより、お部屋探しから重要事項説明に至るまで、オンラインで受けたいという声が非常に多くなりました。実際に弊社でも、昨年度までの取り扱い実績が『0件』だったのに対し、緊急事態宣言以降の僅か数か月で10件を優に超えるまでとなりました。
こうしたオンライン化の波に乗り、今後はありとあらゆるものがデジタルシフトすることが予想されます。お部屋探しからご契約、ご入居まで、全てがオンライン上で完結する日もそう遠くないのではないでしょうか