一番ダメな行為は『自力救済』です。自力救済とは、『自己の有する権利を法的手続きにより実現するのではなく自己又は第三者の実力行使により回復すること』を言います。例えば、入居中なのに室内の荷物を勝手に搬出・処分する、入室できないように鍵を変える等々が挙げられます。正当な理由がない限り、原則違法ですのでやめましょう。では、どのように督促を行ったらよいのでしょうか。
　私たちが重要と考えている事は『スピード』です。滞納が発生したら出来るだけ早く連絡をします。ストーンズでは、電話やメールでまずは入居者様へ入金が遅れている旨を伝えます。発生直後であれば『うっかり』の方も多くスムーズに入金をしてくれますので、お金を使ってしまう前に入金をしてもらうためにも『スピード』が大切です。
　また、原因を突き止める行動が必要です。何で支払いが出来ないのか?支払いが出来る根拠は何か?等をヒアリングします。例えば、転職した場合、給料日が変わったことで滞納になることがあります。その場合ストーンズでは、一括で返済ができない入居者様に対し、分割返済の提案をして誓約書を取得します。
　また、失業したなら行政の補助等のアドバイスをして緊急連絡先への協力を依頼する等を提案できますので、入居者様とは出来る限りコミュニケーションを密に取るよう心がけています。それでも解消されない場合は、弁護士に相談し訴訟等の手続きになりますが、コミュニケーションをしっかり取れている場合、法的手続きになる確立は低いです。
　
　家賃回収は保証会社にとって、とても重要な業務です。原因を突き止め、適切な対応を講じることで、滞納の抑制や解消をしています。