新築賃貸テラスハウス 諏訪プロジェクト
ー Up Floor ー
来年の春に竣工予定の『(仮称)諏訪プロジェクト』がいよいよ工事に着手しました。
今回のオーナー様は以前にもストーンズでマンションをプロデュースされた方です。前回のプロデュース後も、ストーンズの新築完成内覧会に度々ご参加いただき、大きなバルコニーやリビングの吹抜け、またリモートが出来る多目的室など一般的な賃貸にはない付加価値付きの間取りや、シンプルな外観デザインの物件に魅力を感じていただいておりました。そんな中、所有する駐車場を使い事業を検討しているということで、ストーンズに新築プロデュースのご相談がありました。
新築を計画する際、ハウスメーカーでは規格が決まっているため、ありふれた間取りやデザインになります。一方、設計事務所ではデザインを重視するため、収納が狭かったり、暑かったり、寒かったり、賃借人にとって住環境が良くないこともあります。賃貸経営の設計はご自宅などと異なり、賃借人が借りてくれてこそです。ですので、ストーンズでは30年以上賃貸専門の不動産会社として培ってきたノウハウを活かしオーダーメイドで企画・設計をします。
また、賃貸の新築を計画する場合、目先の利益を優先しがちですが、これから先何十年も安定した入居、家賃があってこそ賃貸事業として成り立ちます。そのため、コストを意識し過ぎるとプランが普通になり、新築時は満室になるけど数年経ったら決まりにくい物件となります。そこでストーンズが提案したコンセプトは『 普通の間取りじゃないのがいいけど、行き過ぎたデザイナーズ物件はちょっと違う・・・ファミリーでも他とは違う暮らしができるといいな。』です。少々長いですね 笑
コストをかけずに計画しがちな賃貸の新築において、あえて建物を2.5階建の規模にすることで、家族が集い豊かで楽しい空間となるような天井の高いリビングを設計しました。そのリビングには、今回の計画の大きな特徴となる床下収納を備えた『Up floor』があります。都会では珍しい開放感あふれる理想のリビングは、差別化されたお部屋となるため、類似物件と競合することなく唯一無二の家賃設定、高い入居率が見込めます。
人口減少や少子高齢化が進む中、普通の物件を作ってしまっては、賃貸の長期安定経営は望めません。ストーンズでは、賃貸事業に特化した強みや経験を活かして、専任の建築士やデザイナーが企画・設計を行い、その土地に合ったオーダーメイドの賃貸物件をプロデュースします! 建替えをご検討のオーナー様はぜひ一度、ご相談ください。
キッチンからはリビングやアップフロアー、バルコニーが見わたせます。
建物外観 木造2階建てのテラスハウス(2棟)
リクエスト対応日記(騒音編)
ストーンズメンテナンス部では入居者様が快適な暮らしができるように、日々様々なリクエスト対応をしています。
スーモによる入居中のトラブルランキングでは(ストーンズではリクエストと言います)、1位:物件の欠陥や設備の故障などのトラブル、2位:近隣トラブル、3位:敷金、原状回復のトラブルとなります。
近隣トラブルに含まれる騒音トラブルについて、ストーンズで実際にあったケースをご紹介します。
ワンフロアー3戸室のアパートの中央の部屋の入居者様は極度に神経質な方でした。両隣の部屋に対して通常の生活音にもかかわらず壁を叩いたり奇声を発して威嚇するなどの行為を行なっており、その行動に対して両隣の入居者様よりご相談がありました。手紙投函や直接連絡などを行うも、中央の部屋の入居者様は自分の非を認めません。さらに、部屋の騒音原因を直接確認させてほしいとお願いしても拒否されてしまいました。改善に向けて対応するも平行線が続き、時間ばかりが過ぎていきます。そのため、片方の入居者様は自主的に引越しされてしまいました。
そしてこの後事態は悪い方向へ。もう片方の入居者様が精神的に不安定になってしまったのです。これ以上時間をかけても事態が改善する見込みがないと判断し、オーナー様と協議のもと更新を拒否することとしました。通常の賃貸借契約では更新拒絶をすることは難しいですが、中央の入居者様はストーンズが活用している『定期借家契約(再契約型)』だったため、『再契約』(更新)をしないことで退去していただくことができました。
こうして、この物件の騒音問題を解決することができ、満期で退去した部屋も2ヶ月後には入居が決まりました。ストーンズの管理物件は、原則『定期借家契約(再契約型)』となります。募集時には『問題を起こせば再契約ができなくなる』という抑止力となりますし、住んでからは『問題を起こす入居者はいなくなる』という安心感になります。『定期借家契約』が満室経営に重要なことがご理解いただけたら幸いです。
これからもストーンズでは、オーナー様からお預かりしている管理物件の健全な賃貸経営のために尽力してまいります。
私事で大変恐縮ですが、おかげさまで今月40歳になりました。せっかくの節目ですので、少しばかりストーンズと共に生きてきた私の半生を振り返ってみたいと思います。
ストーンズは私の父が35年前に創業した会社です。そんな父の教育方針はサントリー創業者の有名な言葉『やってみなはれ』そのものでした。まず何事も1度は自分でやってみること。やりもしないでどうこう言う事は厳禁でした。
その結果、幼い頃からサッカー、水泳、ラグビー、スキー、英会話を習ったり、小学校の自由研究では自転車で北海道に行ったり、中学校の夏休みはアメリカにホームステイしたりなど、様々な経験をさせてもらいました。
逆に言うと勉強をしろと言われたことは1度もありません。むしろ大学受験の時に夜中まで勉強していたら『そんなことして何が楽しんだ?』と言われました 笑
大学で経営学を専攻していた私は『将来どの様な会社をやるにしてもITのスキルが必要になるからITを勉強しよう』とIT企業に入りました。その会社で10年ほど働き、スキルや経験、人脈なども構築でき『そろそろ独立しよう、ITはできるからIT×何で会社を創ろうかな?』と考えていた時に父から『ストーンズを手伝ってくれない?』と声をかけてもらい、2019年にストーンズに入社しました。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズが『人生の1つ1つの経験がある時に思いもよらず繋がり、そして道となる。』ということを言っていますが、正にその通りだなと感じています。
幼い時の様々な経験も、大学で経営を学んだのも、IT企業で働いたのも、きっとストーンズで働くためにやってきたことなんだろうなと。
人生100年時代と言われている今、ストーンズと私の歩みはまだ始まったばかりです。オーナー様にもこのストーリーに末永くお付き合いいただけるよう、自分の人生をかけてストーンズをより良い会社にして参りますので、ご愛願いただけますと幸いです。